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よろず小説とたまーに日々のつぶやき
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 学校ネタはキッズアニメごちゃまぜパラレルです。非常にカオス空間なので
軽いノリについてこられる方だけどうぞ。

 よく晴れた日の放課後、校内に突如として轟音が響いた。
  ドジャーーーーーン!
 「何だ今の音!?雷でも落ちたか!?」
 「センセー!ムネリンが漏電してチャウシン死にかけー!!」
 そう叫びつつ消火器を手にして校庭の端に走ってきた担任、日向仁に天童遊は
叫び返す。
 「……漏電?」
 「あああ…それじゃ意味わかんねぇだろ、遊!それに、漏電じゃなくて放電!」
 「えー」
 ぶー!と頬を膨らませる遊の隣にまで来て仁が見たのは、肩で息をしている角谷正宗と
髪や服の一部が焦げ、地面に突っ伏してピクピク痙攣しているチャウシンの姿だった。
 「コイツがっ!オレのっ!し、尻をさわっ…!!」
 チャウシンを指差しながら半泣きで訴える正宗の身体には、紫色の電流がバリバリと
音を立てながら纏わりついている。
 「と、とりあえず落ち着け、落ち着いて電撃止めろ正宗。お前今まわり中に静電気撒き
散らしてるから!オレらまで微妙にしびれてるから!」
 「パチパチして痛いよー、ムネリーン」
 「つまり、なにか、チャウシンにセクハラされて、ビックリした拍子に放電したんだな?」
 仁に聞かれ、正宗はコクコク頷いて見せた。
 「で、被害者のチャウシンはうちの学校までなにしに来たんだ?ベイバトルか?」
 「ムネリンのこと口説きに来たって言ってた~♪」
 「自業自得かよ…たく、よいせっ!」
 気絶しているチャウシンを肩に担ぎ上げると、まだパリパリとかすかな音を立てている
正宗の頭をポンポンと叩く。
 「とりあえず正宗、お前も保健室だ。電撃垂れ流したままじゃ家に帰れねーだろ。
銀河、レイが教室残ってるかも知れないから見てきてくれ。外から制御してやるか、余分な
電気吸い取るとかしてやんないとダメっぽい」
 「行って来ます!」
 「遊はダーシァンに連絡して、チャウシンを迎えに来てもらってくれ」
 「ハーイ。ボク携帯番号知らないから、翼のトコ行ってくるー」
 遊を見送り、空いている方の手で正宗の背中を押した。
 「ほら、行くぞ?」
 「…センセー」
 「ん?」
 「センセーはオレの電撃、平気なのか?」
 「まぁ、オレは無敵だからな」
 そう言ってニヤリと笑ってみせた初等部教諭は、確かに頼もしかった。
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